こんにちは!もけ(@hako_moke2020)です。
今回は『拓土くん家の英語メソッド』という本を読みましたので、まとめてみます。読書は好きだけど、読むのは遅いもけさんでも、2時間くらいでサクサク読めましたよ。
『拓士くん家の英語メソッド』簡単まとめ
簡単まとめ
8歳でガイドができるようになるまでの英語力を身につけた拓士くんのママが書いた、拓土くん家のおうち英語の軌跡です。
英語ができない拓土ママは、拓土くんが生後6か月の頃に出会ったディズニー英語システム(DWE)をきっかけにおうち英語をスタート。
DWEの教材やシステムを基礎としながら、拓土くんの興味に合わせて、更に追加でたくさんの英語コンテンツを自ら探し出し、英語環境を整えていたそう。英語の音とその意味が分かる形でのインプットを意識して取り組まれていました。
アウトプットの機会も積極的に探されており、英語村や地域の国際交流等多くの場を利用していたことが書かれています。
我が子に英語を身につけさせてあげたいと願う方へのヒントがたくさん詰まった一冊です。
本の詳細
書名 | 0歳から始めて8歳で英語ガイドができる子を育てた 拓土くん家の英語メソッド |
著者 | ( ) ( ) |
発行 | KADOKAWA |
初版 | 2020年10月9日 |
『拓土くん家の英語メソッド』で学んだこと、感じたこと
学んだこと
音とその音が意味することがつながるように届ける
“言語習得には2000時間のインプットが必要”というのは、赤ちゃんの英語について調べてみると何度も出てくる有名な話です。
拓土ママは、インプットは、ただただ聞いているだけではダメで、その音が何を意味しているかを推測できる状況が必要不可欠と考えられています。
語りかけはDVDやCDに任せて、映像と一緒に遊んだり、音に合わせて絵本をめくったり、音と体験が伴うように意識されていたそう。
親が話す言葉がその時の状況と結びつくことで、意味を持つとも考えられており、英語の発音や文法がどうとかの以前に、積極的にコミュニケーションをとることを大切にされていたのかなとお見受けしました。
私も英語は苦手で全然できません。なので、英語での遊びも気が引けるというか、これで良いのだろうかとずっと思いながらやっています。
でも、つたない英語でも、多少文法が間違っていても、なんとなくの英語で意味を伝える方が大切かなと思えました。
子どもの興味を利用して世界を広げていく
拓土くん家の英語の入り口は、こどもの興味から始まっていました。
興味・関心を持ったタイミングを大切にし、好きになったものに英語を持ってくるという方法です。更にそこに親として知っておいてほしいと思うものをプラスしていました。
これを見て、なんと柔軟な発想かと思いました。笑
英語は英語として、買い揃えた英語の教材にこどもを寄せてしまう人も多いと思いますが、それではいけないと改めて思いました。
こどもの興味・関心を存分に生かして、その分野の知識を深めつつ、英語力も高められるなんて一石二鳥ですね。
そもそも英語はツールです。英語を使って何をするかが大事なわけで、英語の習得が最終目標になってはいけないですね。
英語コンテンツの探し方
英語に親しみのなかった私には、どうやって英語育児を進めていけばよいのか全く見当もつきませんでした。
ディズニー英語システム(DWE)やワールドワイドキッズ(WWK)などのオールインワン教材があるのは知っていますが、仮にやるならばそれだけでよいのか?と。
他には英語のYouTubeを何か見せる??くらいにしか分からなかったのですが、本書を読んで、こんなにも英語のコンテンツがあるのかと勉強になりました。拓土くん家で実際に使用した英語のDVDや絵本やCD等を惜しみなく教えてくれています。
また、英語のコンテンツの探し方も載せてくれています。日本語しかできないのに、どうやって英語の教材を探せばよいのか分からなかったのですが、そんな疑問にも答えてくれました。
子どもが何か興味を持った時、それに沿った英語のDVDや絵本等を用意してあげたいと思いました。
目標は低く
拓土ママは英語学習にノルマは設けなかったそうです。
目指す目標ではなく、『毎日英語の音を届ける』を最低限のクリア目標として取り組んでいました。
やる気がある最初は、ノルマを設けてしまいがちですが、それが達成できない日が増えてくれば、投げやりな気持ちになって続けられなくなる人も多いでしょう。
英語は何より続けることが大切。続ける上で苦しくならない方法、親子ともに楽しめる方法を見つけることが大切だと改めて感じました。
感じたこと
熱意が凄い!のに押し付けてない凄さ
純ジャパ環境で英語をペラペラに話せる子を育てたママさんですから、当たり前ですが、熱意が凄い。でも熱意が凄いのに、しっかり子どもに向き合って、無理強いすることなく、その時々の興味に沿って英語を提供していた姿勢が凄いです。
そもそも英語ができないのであれば、英語の絵本やDVDを吟味することが多大なストレスだったはず。私は英語が苦手なのでよくわかります。読めない・分からないものと向き合うのはすごくストレス。
それなのに、英語なら何でもよいではなく、日本語でも与えたいものか?に軸を置いて、しっかり選ばれていた努力に脱帽です。
財力が凄い
正直言って拓土くん家の方法を実践するには、かなりの財力が必要です。
拓土くん家はDWEの正規ユーザーさんであり、WFのイベントにも積極的に参加されています。また、その他にも英語のDVDや英語の本をかなりの数用意されていたことが分かります。
興味を持ったジャンルの英語絵本を、興味を持った時にすかさず数冊用意するを徹底されていました。
英語関連にはお金をかける分、他の支出が少ないのか、はたまたお金持ちのお家なのか分かりませんが、一般家庭で実践するには、金銭的になかなか勇気が要る方法のように思いました。
心に刺さったこと
世間で良いと言われているものや、ほかの子にとって良かったコンテンツよりも、子ども自身が好きになったもののほうが断然食いつきも吸収もいい
これはグサッと刺さりました。
そうなんですよね。分かってはいるけれど、周りと比べて焦りやすい人にはなかなか難しい。。。良いと言われている物や方法はついついやりたくなってしまう。
個人的には、定期的に自分に問いかけたい内容です。
「拓土くん家の英語メソッド」がおすすめな人
- ディズニー英語システム(DWE)ユーザー
- おうち英語初心者
- 自分は英語ができないけど子どもはできるようになってほしいと思う人
- 自宅での英語環境を整えてみたい人
DWEユーザーさんには参考になることも多く、何より勇気づけられる一冊になると思います。そして、DWEだけやっていればこうなれるという訳ではないということも良く分かっていただけると思います。
もちろん、DWEユーザーじゃないと楽しめないかと言えば、そんなことはありません。
お家で英語をはじめてみようかなくらいの方にはサクッと読めるおうち英語成功例としておすすめできます。
また、拓土ママは英語ができません。英語ができない家庭なりの工夫が詰まっているので英語ができないご両親にもおすすめです。私みたいなね。。
「拓土くん家の英語メソッド」がおすすめじゃない人
- ディズニー英語システム(DWE)に否定的な人
- おうち英語をある程度実践済みな人
DWEの話も濃厚に出てきますので、DWE嫌いの方には拒否反応がでるでしょう。DWEの宣伝本なんて言い方をする人もいるようですが、まあ否定はしません。笑
でも嘘が書いてあるとも思いません。本気で取り組めば、本当に拓土くんのようになれると思います。簡単ではないけれど、再現性のある方法のように思います。
あとは、おうち英語をある程度進めてきた人は、もう実践済みなことも多いのかなと思いました。実践していく中での悩みの解決につながるような具体策はあまりなかったかも?
親のマインド的には参考になるかと思いますが、どちらかというとこれから始めようという方向けの印象でした。
【感想】『拓土くん家の英語メソッド』を読んで
読んでみて、なんだろう…心地よい?というか、拓土ママの愛を感じました。
英語ができるようになってほしいという願いを押し付けることなく、寄り添って、上手に導いてあげたんだなというのが良く分かりました。
こどもに注目することの大切さは、以前に読んだ『3000万語の格差』でも強調されていたのですが、いまいち具体的にどうしたら良いのかあまりよく分かっていませんでした。
でも、今回の拓土くん家の英語メソッドを読んで、子どもに注目するってこういうことなのかなとその具体例を見ることができたように思います。
我が家でも取り入れたい事
『拓土くん家の英語メソッド』を読んで、我が家でも取り入れたいと思ったことは以下の2点です。
- 我が家にあった無理のない英語環境を整える
- こどもの興味に意識を向ける
拓土くんのように外向的で社交的な性格の子であれば、どんどんアウトプットをして、経験を積んで、刺激を受けて、また英語が好きになって…と良い歯車が回るのでしょうけど、内向的な性格であれば難しいはずです。
1歳なりたての我が子は、どんな性格に育つのかまだまだ予測不能です。
拓土家の成功例から学ばせていただきつつ、我が子に合うスタイルを試行錯誤しながら模索していく必要があると再認識しました。
以上、『拓土くん家の英語メソッド』を読んでの読書レビューでした。